夫婦円満の秘訣

 

昨日はいい夫婦の日でしたね。

 

1日遅れですが、今回は夫婦円満の秘訣についてブログに書いてみました。

昨年のことです、私の会社の同じ部署に派遣で27歳の女性が入ってきました。

 

それまでは生命保険の仕事をしていたようですが、コロナのせいで新規顧客の

獲得が難しくなり、そこをやめてここに来たようです。

 

彼女は保険の仕事をしていただけあって、とても話術が素晴らしいのです。

彼女は話し相手に、私はあなたにとても関心があるんですよと思わせるのです。

 

最初は無難に仕事の話や天気の話などしますが、だんだん話の範囲を広げてきます。

 

入社して1週間くらい経った頃、昼食のとき彼女と席が向かい合わせになりました。

 

私があいさつに、「今日はいいお天気ですね」と言うと、彼女は「そうですね、

でも明日の土曜日は雨の予報ですよ、雨のお休みはどうされますか」と聞き返して

きました。

 

とにかく話しが続きやすいように私を誘導するんです。

 

私は「休みの日は天気に関係なく妻と一緒にクルマで買い物に行く」と言うと、

彼女は「どこのお店に行くのですか」と聞きます。

 

私は「いつも〇〇というショッピングセンターに行く」と言うと

彼女は「わたしもよくそこで買い物をするんですよ、品ぞろえがよくて

楽しいお店ですね。」と私のこころの中に入ってきます。

 

そして彼女は「いつも奥さまと買い物するんですか仲がいいですね、

夫婦円満の秘訣は何ですか」と聞いてきました。

 

私ばかり聞かれるのもあれなので、「あなたはご主人とは仲がいいのですか」と

聞きました。

 

すると彼女は「今まで2回離婚して今の旦那は3人目です」と言いました。

普通の人だったら話はそれ以上先には進まないのですが、彼女は続けました。

 

彼女は「3回とも結婚する前は相手がとてもとても私を愛してくれましたが

いざ結婚してみるとだんだん愛が少なくなってきました」と言いました。

 

「今の旦那も食事中スマホばかり見て話を聞いてくれなくなり、また離婚するかも

しれないので子供はつくらないようにしています」と言いました。

 

彼女は「3回とも運が悪かった、世のなかにはもっと私にふさわしい人がきっと

いるはずだ」と言いました。

 

私は彼女に「あなたは何のために結婚したのですか」と聞きました。

 

彼女は「優しい旦那と一緒に毎日楽しく平和な生活がしたいからです」と言いました。

 

ここで休憩時間がなくなり彼女との話は終わりました。

私は先ほどの彼女の質問に答えられないのが残念でした。

 

私が今の妻と結婚した当時、妻は私が支えてあげないと折れてしまうような

世間知らずの弱々しい人でした。

 

それが今では私を押しつぶすような巨大な妻になってしまいました。

私はいつも妻にバカにされながらもうまくやっているつもりです。

 

でも、その間にはふたりには長い歴史があります。

 

結婚して最初の頃は私は妻の誕生日にはプレゼントを贈りました。

 

娘が小学生になった頃は、母の日に、私と娘がふたりで選んだプレゼントを

贈りました。

 

もちろん父の日にはそのお返しをもらいました。

 

子供が病気で長いあいだ苦しんだ時にはふたりで一生懸命看病しました。

夫婦もお互い病気で入院したこともあります。

 

いつも仲が良かったわけでもありません、時にはケンカして口を聞かない

時もありました。

 

そうしながらも夫婦は苦しみや楽しみを共有しながら続けてきました。

夫婦とは努力と忍耐を持って、お互いを尊敬しながら成長していくものだと思います。

 

それが夫婦円満の秘訣だと思います。

 

これを彼女に伝えようと思っていたのですが、突然、彼女は今の仕事が

自分には合っていないと言って会社を去ってしまいました。

 

私は彼女に「夫婦にとって、愛は与えられるものではなく与えるものだ」と

伝えたかったのですが残念です。

 

私たち夫婦のことは「巨大化した妻」に詳しく書いてありますので

時間があれば読んでみて下さい。

 

ssddggss.hatenablog.com