耐えられない腰痛

 

私は昨日仕事の最中、10kgくらいの荷物を持ち上げたとき、腰を痛めました。

 

数日前から、ベッドから起き上がるとき軽い痛みは感じていましたが

その時、腰にかなりの負担がかかったのでしょう。

 

痛いながらも、終業間近であり、仕事で気が張っていたのでなんと耐えました。

仕事が終わって帰るのに、駐車場まで1分くらいの距離を歩くのですが

 

仕事の緊張が解けたこともあり、痛くて痛くてその距離がとても長く感じました。

車に乗って腰かけても痛さは和らぎません。

 

帰り道は十分車間距離を取り慎重に運転し、ゆっくりブレーキを踏みました。

家に帰ってお風呂に入れば少しは楽になると期待しましたがますます痛みが

増しました。

 

今日は早く寝ようとベッドに横たわりましたが、横になっても痛いのです。

いろいろ姿勢を変えてみたところ、まっすぐ立っているのが腰にはいいようで

すこし痛みが和らぎます。

 

でも、朝までたち続けるのは無理です。横になったり、立ってみたりの

繰り返しでしたが、深夜になって少し落ち着き、眠ることができました。

 

朝起きてゆっくりベッドから立ち上がったところ、痛みがだいぶ少なくなって

いました。

 

仕事に行くために洗面所に行き、歯磨きをしましたが、その時の前傾姿勢が

腰に負担をかけたのか、再度激痛が走りました。

 

私は今年の初め、歯痛で歯医者さんに行きましたが、歯の痛みは神経がそれに

集中するのですが、腰の痛みは鈍痛と激痛の繰り返しで体に力が入りません。

ズキッとくる激痛は体のすべての動きを止めてしまいます。息さえも止まります。

 

歯の痛みが頑張って耐えるものなら、腰痛は体のだるさと激痛で頑張ることも

できないような辛さです。

 

この腰痛はなってみなければわかりません。

海を泳ぐ魚に、陸を歩く人間が、歩くことの楽しさを言葉で説明するようなものです。

 

私は少々の風邪で体がだるくても、風邪薬を飲んで仕事をしていれば気合で

治ってしまうので、今までほとんど会社を休むことはありませんでした。

 

ところがこの腰の痛さは、私に会社に行くこともあきらめさせる辛さです。

会社に電話して、欠勤することにして、朝一番で整形外科に行きました。

 

すでに数人が診察を待っています。椅子に腰かけて待っているのも辛いのです。

20分ほど待って私が呼ばれました、立ち上がるのも苦労します。

 

診察室に入り、先生に症状を伝えると、ベッドに仰向きになりなさいと言います。

家のベッドより高さが高いので上がって仰向きになるのが辛いのです。

 

仰向きになっていると先生が私の膝を持って、胸まで押し曲げるのです。

もう激痛です、この先生、患者の痛みがわかっているのかと怨みました。

 

それから今度はうつぶせになりなさいと言います、この先生は鬼かと思いました。

わかりますか、腰を使って反転するのはとても厳しいことなんです。

 

そして腰に痛み止めの注射を打ってくれました。

腰の痛さで注射の痛さはほとんど感じませんでした。

 

治療は終わりました、お大事にと言われ、ベッドからずり落ちるようにして

苦痛をこらえて靴を履き、診察室を出ました。

そばにいた看護師さんは無様な私の姿を見て笑いを押し殺していました。

 

痛いながらも、飲み薬と湿布薬をもらって治療費を払って病院を後にしました。

この痛みが何時まで続くのかと思うと、とてもとても憂鬱でした。

 

すぐ車を運転して帰るのはきついので座席に座って30分くらい休みました。

すると、さっき打った痛み止めの注射が効いてきたのか、だんだん痛みが和らいで

きました。

 

車から出て少しゆっくり歩いてみました、先ほどの痛みが嘘のように消えていました。

先ほど病院の先生は鬼のように思いましたが、今では神様のように思えます。

 

病院に行く前はブログのことなど頭にも浮かびませんでいたがこうやって今、

ブログを書くことができます。

 

今回は健康のありがたさが身に染みたのでブログに書いてみました。