ゴミ人間

 

私はブログをすらすら書けるときは楽しいのですが、書けないときはとても

つらく思います。

 

他の人が毎日記事を書いているのに、ただ読むだけ、情けないです。

 

勿論、読むことは書くこと以上に楽しいのですが、野球に例えれば、

観客として見るのも楽しいのですが、私も一緒にプレーしたくなるのです。

 

今回は野球選手として試合にはでませんが、練習に参加するような気持ちで

書きました。

 

            ゴミ人間

私はいつも仕事に行く途中、妻から頼まれてゴミを捨てます。

 

妻は私に、家のことは何もしないから、せめて、ゴミ捨てくらいしなさいと言います。

曜日によってゴミの種類が決まっているので、間違えないようにします。

 

私の家庭からは、可燃ごみとペットボトルがたくさん出るような気がします。

牛乳パックと食品トレーは、妻が、買ったスーパーに持っていくようです。

 

ゴミは収集日の朝8時半までに出さなければなりません。

 

私は捨てられたゴミの山を見て、よくもまあこんなにゴミが出るものだと

驚きます。

 

資源の枯渇が問題になっているようですが、私はとても心配になりました。

そんなに不要なものならば、家に持ち込まなければいいのにと思います。

 

私がゴミを倉庫に入れた時、横から、近所のお医者さんの奥様がゴミを持ってきて、

「お早うございます、ゴミ捨てですか大変ですね」と言って私のゴミ袋の横に

 

捨てました。

 

私は「お早うございます、ええどうも」と返事をしました。

 

私は彼女が立ち去るのを見ながら、同じゴミ袋でも、貧乏な私の家のゴミと

裕福そうなお医者さんの家のゴミは中身の質が違うんだろうなと思いました。

 

私は比べられるのが嫌で、そっと私のゴミを遠くに離しました。

 

私はいつも、ゴミのような人間だと思われているので、ゴミの気持ちは

よくわかります。

 

私の妻が機嫌が悪い時、あなたを処分するときはお金がかかるので、直接

大型ごみセンターに行きなさい、そうすれば無料で引き取ってくれると言います。

 

どうやら妻は私を粗大ごみとして処分に困っているようです。

 

ゴミを捨てたら会社に向かいます。

多くの社員がいる会社では、ゴミもたくさん出ます。

 

上司は私のマイペースな仕事ぶりを見て、仕事に燃えない君は不燃ゴミだと言います。

 

私はそんな時、その時の気分でコロコロ変わる、理不尽な仕事の指示を出して、

いつも部下の仕事を邪魔するあなたは、捨て場のない、有害ゴミだとこころの中で

 

叫びます。

 

会社には不燃ゴミ可燃ゴミの大きなナイロン袋が用意してあって、

各自のゴミ箱にあるゴミはそれぞれ分けて捨てます。

 

私は同僚に、私のゴミはどちらの袋に入れたらいいのかと聞きました。

すると同僚は、あなたはゴミとくずの違いを理解していませんねと言いました。

 

私は同僚に、どう違うのかと聞きました。

 

すると同僚は、ゴミとは利用価値がなくて細かくて汚いもの、くずは良い部分を

取り去った後の残りかすと教えてくれました。

 

じゃあ私のゴミはどちらなのかと聞きました。

 

すると同僚は、あなたは人間のくずだから、燃える可燃ゴミの袋でいいのじゃないと

言いました。

 

私はゴミ人間かと思っていたら人間のくずだったようです。

 

ある日、ゴミを出すのが遅くなって、ゴミの収集場所に行くと、業者さんが

ゴミをトラックに積んでいるところでした。

 

私が急いでゴミを出すとそのまま受け取ってトラックに積み込みました。

 

私はせっかくゴミ業者さんに会えたのだから、私がゴミならどんなゴミかと

聞いてみました。

 

すると業者さんは、あなたは汚いゴミだね、こころを再生するために資源ゴミと

してなら引き取るよと言いました。

 

それを聞いてホットしました、どうやら私はまだまだ再生すれば使い物に

なるんですね。

 

次回はなんとか試合に出られるように普通のブログを書きたいと思います。