美味しかったよ、ありがとう

 

私は食べ物のことが書いてあるブログを読むのが好きです。

 

多くの方が食べ物についてのブログを書いていますが、すべての人の

生活に欠かせないものだからでしょうね。

 

中でも、お料理のことが書いてあるブログを読むのが楽しいですね。

 

こころのこもったブログからは、そのお料理の出来上がった写真を見た瞬間、

きれいな出来栄えだけではなく、美味しい味と香りに温かさが伝わってきます。

 

もちろん出来上がるまでの過程を読者にわかりやすく説明してあるからですが

私はそのていねいな説明に、書いた人のこころの優しさを感じます。

 

誰でも簡単に作れます、あなたも一緒に作りましょうと私を誘っている

ような気がします。

 

その優しい誘いに、つい、私もその隣に並んで一緒に楽しく作りたくなります。

 

旬の食材を使った手作りのお料理は、作った方のこころが生き生きと躍動

しているように感じます。

 

私もその気持ちをいただくと元気で新鮮な気持ちになってしまいます。

 

私のブログはほとんど文字だけの簡単なものですが、お料理のブログって、とても

手間がかかると思います。

 

私はあまりお料理はしないし、お料理のブログを書いたことはありませんが、

頭の中で、私がお料理のブログを書く時のことを想像してみました。

 

まず、どんなお料理を作るのか考え、食材の買い出しから、調味料・調理器具の準備、

そして下ごしらえ、そしてやっとお料理を作り始め、作りながら手を止め、写真撮影、

 

出来上がったお料理を自分で食べてその出来具合を確かめる。

 

そして写真の選択・貼り付け、文章の作成、こんな感じでしょうか、間違って

いたらごめんなさい。

 

こんな大変なこと、とても私にはできそうにありません。

でも、お料理のブログを読むと、私は嫌なことを忘れ、こころが安らぎます。

 

できれば作った方とお話をしながら、一緒にそのお料理を食べることができたら

きっとしあわせな気分になることでしょう。

 

少し話は変わります。

 

昔と違って今の時代、皆さん忙しくて、お家で、家族そろってみんなで食事する

ことが少なくなったような気がします。

 

たまにみんなで食事をするとしても、スマホやテレビ、新聞などを見たりして、

食卓に並ぶお料理には無関心のように食べている方もいるような気がします。

 

これでは作った人がかわいそうですね、美味しいのかそうでないのか全然

気持ちが伝わってきませんね。

 

世界中から溢れる情報に気を取られ、昔ながらの手作りの料理には飽きて興味を

示さなくなったのでしょうか。

 

そんな情報の中にしあわせになるような何かいいことがあるのでしょうか。

食事中の会話が少ないと、家族の絆が弱くなってしまうような気がします。

 

今では、お惣菜を買ったり、外食をすれば、手軽に美味しい料理を食べる

ことができます。

 

でも、せっかく奥様やお母様が手間暇かけて作ったお料理も、こんな食べ方を

されたら作り甲斐がないと思います。

 

私はお料理のブログを読んで、作った人の気持ちが伝わってきました。

 

同じように家庭でも、奥様やお母様は時間をかけて家族のためにお料理を

毎日作っているのです。

 

こころを込めてお料理を作った人は、一緒に食べてくれた人たちに

「美味しかったよ、ありがとう」と言われれば、それが何よりもうれしいのです。

 

また次も美味しいお料理を作ろうと言う意欲が湧いてくると思います。

そしてこころが繋がり、家庭の平和が築かれるのかもしれません。

 

私の妻はあまりお料理はうまくはありませんが、私はお料理のブログを読んで、

こころを込めて作ってくれた妻に対して感謝したいと思うようになりました。

 

せっかくのお料理に無関心なあなたが、作った人に感謝の気持ちを伝えれば、

遠い世界ではなく、しあわせはごく身近な家庭の中に見つかるかもしれませんよ。

 

私はお料理のブログって、人に優しさと愛を気付かせる素晴らしいものだと

つくづく思いました。