クレームはつらいですね

私は冬が近づくと早めにクルマの冬用タイヤの点検をします。

 

以前、12月に入って天気予報で雪が降るのを知って、直前に冬用タイヤを

買いに行ったところ、みんなが同じように買い求め、タイヤを買っても

 

交換作業が6時間待ちと言われ、ショックでした。

 

それに懲りて私は冬用タイヤを買い替えるのは、早めにするようにしています。

 

点検すると、今のクルマの冬用タイヤは4年前に買ったのですり減っていて

もうそろそろ替え時だと思いました。

 

先月の終わり頃、新聞チラシを見ると、タイヤがたくさん出ている広告がありました。

 

私のクルマに合うサイズのタイヤが〇〇〇〇〇円で先着5名様限りのお買い得

というのが目に入りました。

 

ちょうど私は仕事が休みの日だったので、開店時間に合わせてお店に行きました。

 

まだ誰もお店の外にはいなくて、一番にお店に入り、広告に出ているタイヤを

店員に尋ねました。

 

すると店員は、そのタイヤはまだ入荷していない、明日入荷予定だと言いました。

私は今日の広告に出ていると、持ってきたそのチラシを店員に見せました。

 

その店員は、今のこの時期、まだ誰も冬用タイヤなんか急いで買わない。

取り置きしておくので明日来てくれと言いました。

 

さすがに穏健な私でもムッとしましたが仕方なく、翌日、仕事帰りにお店に行って

タイヤを交換してもらいました。

 

私は2度とここではタイヤは買わないことにしました。

 

実は私の仕事でも、お客からお𠮟りを受けることがあります。

 

いわゆるクレームですね。

多くは電話でのクレームです。

 

相手の顔が見えないので、お客は感情的になりやすく、対応が悪いと社長を出せと

大変なことになってしまします。

 

なので、クレームの時は、お客の言いたいことをすべて言ってもらって、

少し気が落ち着いたころに、お客様のお気持ちはよくわかりますと言って

 

深くお詫びをすれば、強硬な態度が柔らかくなることがよくあります。

 

そしてお詫びの品を持ってお客の家に訪問して謝れば、ほとんどのお客の怒りは

収まっています。

 

でも、最初にクレームの電話を受けた時、きつく言われるとさすがにこころは

痛みます。

 

平和な気持ちで仕事をしていたのが突然の電話で怒鳴られるのですから。

 

会社はよく、クレームは宝の山と言いますが、現場の人間にすれば針の山のように

こころに突き刺さります。

 

クレームがあればその日はとても暗い気持ちで仕事をすることになります。

私はクレームを受けるのは大嫌いです。

 

なので、クレームの辛さを知っている私は先ほどのタイヤのお店の店員にきつくは

言わなかったのです。

 

誰だって、失敗することや思うようにいかないことはたくさんあります。

人はみな、こころに痛みを感じれば感じるほど人にやさしくなれるのだと思います。

 

涙の数ほど愛があると誰かが言っていました、人は傷つきながら成長し、角が取れて

丸くなっていくのでしょう。

 

愛とはこころの痛みの中から生まれるのかもしれません。

 

しかしながら、時には涙の量が多すぎてこころの病に陥ることもあります。

 

読者のみなさんは大丈夫ですか。

 

人生とは大変つらいものでもありますね。