涙の奥には愛がある。

 

私の前に立つ一人の女性、私をじっと見つめ、その目にはあふれる涙。

 

実際、こんなシーンがあれば、私はセリフがなくても、きっと、映画の主役に

なったような気持ちになるでしょうね。

 

映画の撮影現場ではどうでしょう。

 

俳優にとって感激の涙の見せ場は最高のシーンでしょう。

感極まって涙を流す俳優の演技はどうやって涙を流しているのでしょうか。

 

監督や多くのスタッフに囲まれる、失敗の許されない、緊張の場面では

相当役柄に没頭し、感激の涙の一瞬に向け、気持ちが最高潮に達しないと

 

本当の涙は出ないような気がします。

 

私にはそんなこころのコントロールは到底できそうにもありません。

 

歌の歌詞にも涙という言葉はたくさん出てきます、それだけ涙はインパクトが

強いイメージなのでしょう。

 

感情表現としての涙は相手のこころを深くえぐり取り、相手のこころの中を占領

するのかも知れません。

 

では、人はなぜ、涙を流して泣くのでしょうか。

 

涙には3種類があると言われます。

 

・玉ねぎを切ったときによく出る反射性の涙。

・目を守るための基礎分泌の涙。

・感情によって流れる情動性の涙。

 

私は最後の感情によって流れる情動性の涙に、いちばん興味を持ちます。

 

衝撃的な出来事がこころの中に強い感情を引き起こし、感動へと導かれる。

その感動で熱くなったこころが、涙を溢れさせるのでしょうか。

 

その感動の大きさで泣き方も変わってくるのでしょうね。

 

私はめそめそ泣くのはいやです、号泣で負の感情を一掃したいですね。

顔で笑ってこころで泣く、私にはそんな器用なことはできません。

 

ところで、涙がもたらす効果には3つの種類があると言われます。

 

・リラックスをもたらす副交感神経へのチェンジ。

・ストレスによって生じる神経反応を緩和する作用。

・風邪やインフルエンザなどの病気から守る免疫力を高める。

 

涙を流すと、こころにも身体にもとてもいい影響があるんですね。

悲しくても嬉しくても、泣くときは思いきり泣いた方がいいのかも知れませんね。

 

では、涙の奥には一体何があるのでしょうか。

 

私はそこには愛があると思います。

愛があるからこそ涙が湧き出てくるんです。

 

別れの涙、悔し涙、悲しみの涙、うれし涙、哀れみの涙などすべてその奥には

愛があると思います。

 

自分ひとりを強く愛しすぎると憎しみの涙がながれ、多くの人を愛すると喜びの

涙がながれるのかも知れません。

 

人の生き方によって涙のながれる場面が違ってくるのかも知れません。

そのとき涙は、あなたのこころの中で素直に反応します。

 

こころのなかの強い想いが涙となって溢れ出てくると思います。

 

あまりにも強いショックを受けたとき、その場では涙が出なくて

そのことを思い出すたびに涙が出ることもあります。

 

涙の数ほど愛があると誰か言っていました。

 

この厳しい世の中、私は、生きていくのに多くの人に助けられました。

辛くて涙がなんども出ましたが、多くの愛によって救われました。

 

今の私があるのは多くの人から愛を受け、その涙を人生の肥やしにして

頑張ったからです。

 

もし涙をながすあなたをさらに厳しく責める人がいれば、私は命をかけて

あなたを守ってあげたい。 

                    

私は今年になって初めてブログの世界に入りました。

 

私がブログを始めて気が付いたのですが、多くのブログを読んでみると、そこには

涙がでそうになる感激するブログがたくさんありました。

 

同じ人の書いたブログを読み続けると、まるで、それは人生の連続ドラマのようです。

その人の生き方や考え方がわかるような気がします。

 

愛情 を込めて書かれたブログには心を打たれます。

本音で書かれたブログからは共感が生まれます。

 

ブログこそ涙の奥には愛があると思います。

 

私はこれからも愛を探してブログの世界をさまよいたいと思います。