ペットとブログ

 

ある日のことです、仕事をしていると職場の若い女性が病院に行くので

午後から早退したいと言ってきました。

 

私は彼女に、どこか具合が悪いのかと聞いたところ、自分ではなく、

昨夜から、家で飼っているウサギの体調が悪いので病院に連れて行くとのこと。 

 

そのウサギは餌をほとんど食べなくなり、水も飲まなくなり、体温が下がって、

元気がなくなり、丸まって動かなくなっているようです。

 

彼女は一人暮らしのため、ウサギを家族のように可愛がっているそうです。

 

 

 他にも私の部署には犬を飼っているパートの女性がいます。

 

共働きのため、その犬は日中、一匹で家の中にいますが、健康を考え

夏にはエアコンをつけっぱなしで仕事に出るようです。

 

また、食べ物にも気を遣っていてよく鶏レバーを買って帰るそうです。

鶏レバーには鉄分とビタミンAが含まれていて、貧血予防や体の調子を整える

ために加熱して適度に与えているようです。

 

ふたりに共通しているのはペットをかわいがるのと同様に人にも優しいのです。

ペットを自分の子供のように愛しているのでしょう。

 

私はペットを飼っていないのでよくわかりませんが、ペットに接することで

人の気持ちが和らぎ、ストレスが無くなるのかもしれませんね。

 

私はペットのことについて書かれているブログを読むのも大好きです。

犬、猫、ウサギ、ハリネズミ、リス、小鳥・・・・・・・。

 

私はブログの中にいるペットよりもそのブログを書いている飼い主との関係に

興味がわきます。

 

 飼い主になついているペットの写真を見ると、小さい頃から今まで時間をかけて

可愛がり続けた結果としての愛情の深さがわかります。

 

貴重なお小遣いを削って、ペットの可愛さを保つためにサロンに行って

トリミングさせている写真は、とても大切にしているのがよくわかります。

 

ワンちゃんを連れて行く散歩も毎日続けるとワンちゃんの気持ちもわかるようで

写真のシーンごとにワンちゃんが人間の言葉で語りかけてくれます。

きっと心が通じ合っているのでしょうね。

 

テレワークで仕事をしていると子猫がキーボードの上に乗っかかり、

たまには私の相手もしてよと駄々をこねている写真は、切っても切れない

親子の縁のような感じに受け取れました。

 

高齢の愛犬の認知症のチェックをした結果、認知機能不全症候群「中程度」

とわかり、予防のための知能玩具の紹介がありました。

ペットは小さい頃は可愛くて飼いやすいと思いますが、年老いても変わらぬ愛で

大切にする気持ちは十分伝わってきます。

 

 

 

ブログの中には感動的な写真と熱い想いの言葉でペットに向けた大きな愛が

表現されています。

 

ブログのペットを介して愛とは何かを私は教えられました。

 

 

ところで私はペットを飼いません、というか飼えません。

やがて必ず来る悲しいお別れに耐えることができないからです。

 

私は両親にとてもやさしく愛されて育ちました。

その両親が亡くなった時の悲しさは今でも忘れられないほど辛かったのです。

 

よくペットとして飼われるウサギで8年、犬・猫で15年くらいが平均寿命です。

人の寿命と比較して短いので天国への旅立ちを見送る可能性が高いでしょう。

 

そのペットを家族のように愛せば愛すほどお別れが辛くなります。

私はきっとそのショックで心が乱れ、涙が溢れ寝込んでしまうでしょう。

 

なので私は、ブログの中で可愛がられるペットを見て愛と感動と幸せな気持ちを

頂いていますが、自分では飼わないのです。

 

私は罪な人です。