ペットを愛する人

          今年最後のお花見に行った時の写真です。

 

   



先日お天気がよかったので、公園の周りをウォーキングしました。

 

そこでは子供たちが野球をしたり、テニスをする大人たちもいました。

広い公園なのでいくつもの階段がありました。

 

そのとき私の前に、子犬を連れた男性が歩いていました。

 

その男性が階段を上っていると、子犬が彼の足元にまとわりつき戯れていました。

私はあまりにも足元近くを動き回るので、子犬が足で踏まれないかと心配しました。

 

そしてしばらくすると、子犬は先に階段を上り切り、早く上っておいでよと

その男性を呼んでいました。

 

私はそれを見るととてもかわいく感じました。

 

遅れて階段を上り切った男性は、飛び込む子犬を両手で抱き上げました。

抱き上げた子犬は男性の顔を舐めまくり、大喜びしていました。

 

無邪気な子犬はきっとその男性に愛されているのだろうと思いました。

私には、まるで本物の親子のように思えました。

 

日本ではペットを飼育する人が増えているように感じます。

ペットを子供代りにしたり、独身の人が家族のような気持ちで飼うのかも

しれませんね。

 

動物が好きだと言うだけではなく、寂しいこころの穴を埋めるためにペットを

飼う人もいるのかもしれません。

 

ブログを読んでいても、ペットを家族のように可愛がることで、生きていく辛さや

孤独の寂しさを紛らわせ、人のこころは癒されているような気がします。

 

以前、私の会社の一人暮らしの女子社員が、ペットのウサギが餌を食べなくなり

心配なので病院に連れて行くから、午前中休ませてくれと連絡がありました。

 

まるで自分の子供を心配するような気持ちだったのかもしれません。

でも、困った時に頼ることができる友人や親せきがいないのは悲しいことです。

 

話しは変わりますが、私の記憶では、2021年の世界の幸福度ランキングを見ると

日本は56位だったと思います。

 

日本はGDPが世界第3位で経済的には豊かな国のはずですが、幸せはあまり

感じられていない様です。

 

日本の幸福度ランキングが低いのは、「人生の自由度」と「他者への寛容さ」の

ポイントが低かったからのようでした。

 

前者では職場の中で自分に合った働き方を自由に選択できない、

後者は積極的に寄付をしたりボランティア活動に参加する風習が根付いていないと

 

言われているようです。

 

経済優先で豊かになった日本ですが、個々の人を見ると所得格差が広がり

生活に困っている人がたくさんいるような気がします。

 

お金のために自分を犠牲にして社畜のように働く人生はかわいそうですね。

家族のために寝る時間を惜しんで働いても、幸せになるとは限りません。

 

思うように生きられないし、人と人とのこころの繋がりがないギスギスした

世の中でこころの病を抱えている人が増えているような気がします。

 

幸福を感じられない日本人は、生活の中でペットを飼うことにより幸福を感じようと

しているのでしょうか。

 

日本人がペットを愛する気持ちがよくわかります。

ペットは人の気持ちを癒してくれるとても大切な存在かもしれませんね。

 

ペットは汚れのない純真なこころを持つ子供のようにかわいいのでしょう。

孤独な人には、こころを許すことができる唯一の存在かもしれません。

 

その反面、人に愛を感じることができなくて、ペットしか愛せない人が

いるとすればとても悲しく思います。

 

私はペットと同様にもっと人と地球を愛するこころを持ってほしいと思います。

 

ペットを愛する人には悪いのですが、出世を望まないで自分らしく生きることと

すべての人を愛したい私には、ペットはいてもいなくてもどちらでもいいのです。

 

私はお金がなくて貧乏ですが、田舎に住み、自由な気持ちで、人と人とのこころの

繋がりがあるスローライフを満喫しています。

 

私は人と自然を愛し、お互いを助け合う生活こそ幸せではないかと思います。

私はお金よりも愛のほうを大切にしていますがそれでも十分生きてきました。

 

私はみんなが自由に生き、人と自然を愛することで、日本の幸福度ランキングが

少しでも上ればいいなと思います。