現実とブログの世界

 

 

私の書くブログは気持ちが盛り上がったとき、勢いで書いてしまうので

公開した後、落ち着いて自分のブログを読み返すと、恥ずかしさに耐えられません。

 

その記事を過去のものにして、新しい記事で隠してしまおうと次のブログを書きます。

そんなことを続けてきたので、わたしのブログは恥の宝庫です。

 

ところで話は変わりますが、私の職場にはとても元気がいい女性がいます。

他の部署の女性なので話をすることはほとんどないのですが、食事の時間が

一緒になることがよくあります。食堂の離れた席にいても、大きな声で

しゃべるので何を話しているのか全部聞こえます。

 

4,5人の仲間と食べていますが、よくしゃべり、中心的な存在です。

よく笑い、感情をこめて、楽しそうに話しています。

同じ従業員の悪口は全く聞いたことがなく、とても人柄がいいように感じます。

 

あるとき、たまたまその女性と仕事で,ふたりきりになったので、冗談で、

「あなたはいつも食事中、元気で楽しそうに話をしているけど、悩みはないの?」

 

と聞いてみると彼女は「私には悩みは全くありません」と言う。

そして「なんで私にそんなことを聞くのですか」と切り返してくる。

 

私は予期せぬ返事にドキッとし「あなたにはつらい過去があってそれを

紛らわすためにわざと明るく振舞わっているように見える」と反射的に

言葉が出ました。

 

すると彼女は黙って私のもとから離れていきました。

いけないことを聞いちゃったかなと反省しました。

 

しかし、次の日から朝は笑顔であいさつしてくれるようになり、

 彼女は急に私にやさしい態度で接してくれるようになりました。

 

なぜかこころが通じたような気がします。

もし、彼女がブログを書いていたらその心の中をぜひ読んでみたいと思いました。

どういう過去があっていまどんな気持ちなのか興味がわきました。

 

でも、ブログってどこの誰が書いたのかわからないのがいいのであって、

誰が書いたのか知られたら、丸裸を見られるようで恥ずかしいですね。

 

このブログが私が書いたものだと特定されたら私は恥ずかしくてとても

世間に顔向けできなるでしょう。

 

現実とブログの世界を一緒にしてはいけませんね。