私に無関心な人

 

私の職場の女性で、私に無関心で私を無視する人がいます。

年齢が少し離れているので話が合わないのでしょうか。

 

彼女は私より10歳ほど年下ですが、同じ職場で同じくらいかそれ以下の女性でも

私とよく話が合う人もたくさんいます。

 

私は人に無視されるのはとても辛く感じる性格なのです。

 

私が今の支店に転勤してきた頃は彼女とは普通に話をしていました。

 

そのうち、彼女の仕事の仕方が私の仕方と少し違うことがありました。

 

彼女のやり方は無駄なことがあり、私のやり方に変えてみたらどうかと

言ったところ、彼女が長年慣れ親しんだやり方だったので変えませんでした。

 

そんな事が続き、だんだん彼女と私とは疎遠となりました。

 

また、私は好奇心が旺盛で、よく、子供のように、仕事以外のことでも疑問に

思ったことをなんでもみんなに聞いていました。

 

そんなくだらないことを聞く私を、あきれてバカにして、私とは話をしたくなく

なったのかもしれません。

 

私は同僚から彼女のことを聞くことがありました。

 

彼女は人を愛したことがないと言っているようです。

 

今のご主人もあまり好きではなかったのですが、ほかに相手がいなかったので

仕方なく結婚したようです。

 

ご主人は一年半前から単身赴任で一人暮らしですが、最初の頃は月に一度くらい

戻ってきていましたが、最近は半年くらい戻ってこないそうです。

 

彼女の仲間が、ご主人は浮気しているかもしれないからご主人を訪ねて行ったら

と言ったところ、浮気の現場を見ると今の生活が壊れるから行かないと言います。

 

毎月きちんと給料さえもらえばそれでいいようです。

 

私が出張先でお土産にお菓子を買って彼女に渡しても無表情でありがとうございます

としか言いません。

 

いつどこで買ったのかと聞いてほしかったのにそれもありません。

 

いつかだったか、私は、他の部署でたまにしか話をしない人から、旅行のお土産に

ゼリーをもらったことがあります。

 

私はゼリーが嫌いなので妻に食べてもらいましたが、その後、その人に会った時は、

 

この前いただいたゼリーはとてもおいしかったですよと嘘を言っても喜んでくれます。

こんな人間味のある会話が人間関係をよくします。

 

私と彼女とのこんな関係はいやなので、彼女となんとか仲良くなろうと思いました。

 

会話のきっかけにと、私の今着ている紺のスーツには茶色のネクタイはよく似合う

かと聞いたところ、彼女は隣にいる同僚に、紺のスーツに茶色のネクタイは

合うかと聞いています。

 

その会話には私の存在はなく、スーツとネクタイの組み合わせについてだけです。

それも自分で考えなくて同僚に聞くのです。

 

彼女のこころの中には私という人間は存在していないようです。

人を愛することのない彼女に私の気持ちが伝わるはずがありませんね。

 

お昼の休憩時間に食堂に行き、私が彼女の目の前に座っても、彼女はスマホ

夢中で私のことなど眼中にありません。

 

もしその時、私が彼女に声をかければ、野獣のように私に嚙みついたかもしれません。

とてもその世界に入っている彼女に声をかける勇気はありませんでした。

 

私は基本的に、私を好きになってくれる人に対してはすべて受け入れます。

例え、貧しい人でも、ブサイクな人でも、不器用な人でも好きになります。

 

しかし私も人間、私を嫌う人にはそれなりの付き合いとなります。

 

でも、私を好きになってくれる人も、嫌う人も、こころとこころの触れ合いが

あります。

 

その結果、私を好きになるか嫌いになるかは相性なので仕方がありません。

 

ところが私に無関心な彼女とはこころの融合も反発もありません。

 

私に対してよそよそしい態度で接する彼女。

必要最低限の仕事の話しかしません、実に冷たい関係なんです。

 

彼女は決して悪い人間ではありません、ただ私とこころが繋がらないだけです。

同じ部署で働く仲間の一員である彼女の存在は私の気持ちを暗くさせます。

 

私はこころの中でやさしく彼女に言いました。

 

「お願いです彼女、私に振り向いてください、そして私に、あなたのこころの中で、

悪役でもなんでもいいから役者を演じさせて下さい。

 

役柄を通じて、私はあなたに、愛とは何かを教えてあげたいから。」

 

それを言わせるのは、気が弱くて臆病な私は、今の状況からなんとかして

逃れたいからです。

 

私の気持ちをわかってください。