今日一日を大切に

 

今日一日を大切にとよく言われます。

 

人によって、そのための時間の使い方は違っているのでしょうね。

 

ある人にとっては、成果の上がる仕事をすることかもしれません、また、

ある人にとっては、勉強して知識を習得することかもしれません、また、

ある人にとっては、日ごろの疲れをとるためにゆっくり休むことかもしれません。

 

しかし私には今日一日を大切に生きるにはどのようなことをすればいいのか

よくわかりません。

 

今まで大切に生きてきたのかどうかもよくわかりません。

 

私は今まで数多くの失敗をしてきました、でも、その失敗を教訓として

今があるなら、それまでを大切にしていなかったという訳でもありません。

 

そこで私は本やネットで一日を大切にするということはどんなことかを

調べて見ました。

 

・一日を大切にすればその差が人生の差につながる。

・過去は変えられないが、未来はあなたの手の中にある。

・がむしゃらに生きて愚かだった、これからはもう少し賢く生きていきたい。

・今年も残りあとわずか、一日を大切に。

 

四つほど目にとまったものを取り上げましたが、そのほかにもたくさん書いて

ありました。

 

一日を大切にしなければならないということは十分わかりますが、

どうすればいいのか私にはよくわかりません。

 

答えはそれぞれの人が考えなければならないようです。

 

最初の三つは努力しないといけないようなので、のんびり屋の私にはあまり

向いていないような気がします。

 

最後の、今年も残りあとわずか、一日を大切に、というのが私に向いているようです。

 

残りの日をいかに大切に生きるかを考えるために、私は癌の病におかされ余命6ヶ月、

自由に動けるのがあと3か月と仮定しました。

 

そしてその3か月をいかに大切に生きるのがいいのか考えてみました。

 

私は何をするかと言えば、将来のことはもうあまり考えたくないでしょう。

 

今までできなかったことにチャレンジするには時間が足りないように思います。

おいしいものを食べたり、旅行をすると言っても、空しく感じます。

 

多分、今までの人生を振り返って多くの思い出を頭に浮かべることでしょう。

 

過去の思い出の場所や出来事をなつかしく思い、そこに行って感慨に

ふけることや、その出来事に関係した人に会ったりすると思います。

 

昔懐かしの人と会えば、その思い出話に花が咲き、そして、今の自分の気持ちを伝え、

同情を求めることでしょう。

 

私の気持ちを理解してもらえれば、きっと私の気持ちも楽になるでしょう。

 

また、知人ではなくても、私と同じような病で悩んでいる人を紹介してもらえれば

その苦しい思いを共感することで大きな勇気がわくことでしょう。

 

そして、それは心の支えとなり、延命へとつながるかもしれません。

 

きっと、私にとって残り3か月は、愛と感謝の気持ちを持って、できるだけ多くの人と

こころのつながりを求めて歩き回ると思います。

 

何か答えがわかったような気がします。

 

私にとって今日一日を大切にするということは、多くの人に愛と感謝の気持ちを

持って喜びも悲しみもお互いに共感しあい、助け合うということのようです。

 

今、世界はコロナ禍でなかなか人と人との触れ合いができないのが残念です。

 

私は、早くコロナが終息して、大切な一日を取り戻すことができるのを心待ちに

しています。

 

でも、私は今、ブログを読み書きすることで、こころのつながりを持つことが

できています。

 

私はブログの世界にいることで喜びや悲しみを共感でき、「今日一日を大切に」を

コロナ禍にもかかわらず実現しています。

 

そして、生きていることのすばらしさを十分感じています。

 

ブログって本当にいいですね。