あなたは仕事が好きですか? 

       

       昨年の夏に撮った田舎のこころ安らぐ青空

 

     



私は何度もこのブログに書きましたが、私は人生を犠牲にしてまで働くのではなく、

自分らしく生きるために働いています。

 

周りの多くの社員は、自分の人生を会社に託すように、会社のために忠実に

働いているように見えます。

 

中には胃腸薬を飲みながら、精神的苦痛に耐えながら働いている人もいます。

朝早くから深夜まで命を縮めるような無理な働き方をしている人もいます。

 

愛社精神と責任感があるのか、それとも逃れられない立場なのでしょうか。

 

君たちの能力はこんなものではない、もっともっと能力を発揮できるように

チャンスを与えてあげようと言う会社のありがたいお言葉。

 

非情にも、できない理由は言わないで、できる方法を考えなさいとか、

君にできなければできる人に代わってもらうと言う、屈辱的でこころが傷つく言葉。

 

何度も何度も修羅場を乗り越えて、その度に会社人間としての器が大きくなる

のかもしれません。

 

でも乗り越えられない人たちは、こころと身体を壊してしまうかもしれません。

それはあなたの働き方が悪いのですよと見捨てられればとても悲しいことですね。

 

こんな地獄のような会社人生から何十年も逃れられないのなら私はぞっとします。

他人事ですが私には考えられない働き方です。

 

私の会社の社員によく聞くことがあります。

あなたは今の会社の仕事が好きですかそれとも辛いですかと。

 

すると様々な答えが返ってきます。

もちろん仕事が好きで毎日が充実していると答える人もいます。

 

でも何人かの人は、仕事はつらいことが多いが生活のためには働かざるを

得ないと答えました。

 

ではあなたは今までに会社を辞めたいと思ったことがありますかと聞いてみました。

 

何度もあるという人もいるし、いつでも辞められるように、退職願いは

机の引き出しに用意しているという人までいました。

 

以前私のいた支店の支店長は人情味のある人で、私の仕事ぶりを見て心配して

もっとしっかり仕事をしなければ、きっと将来苦労するぞと言っていましたが

 

結局、彼は仕事のし過ぎで過労死しました。

 

人生100年時代と言われますが、多くの人は、80,90歳そして100歳まで生きる

長生きのリスクに備えて、現役時代にたくさん貯蓄をしなければならないと言います。

 

私は長生きがリスクとは思いません、むしろ長生きはラッキーだと思います。

でも私は、辛い思いをしながら100歳まで生きたいとは思いません。

 

楽しく60,70歳まで生きられればそれでもいいと思います。

 

一度しかない人生を、辛い仕事のために我慢して、長生きがリスクなんて

何か間違っていると思います。

 

私はお天気のいい日に美しい桜の満開を見て、生きるって本当に素晴らしいこと

だと思える人生が大好きです。

 

決して、風雨の中、散りゆく桜の花びらを眺めながら、人生のはかなさに涙を

流したくはありません。

 

若い人たちが、先輩たちのそんな辛い働き方を見たらどう思うでしょうか。

仕事に追われて疲れ切ったその表情に、希望の光を見出すことができるでしょうか。

 

最近の若い人は、責任のある仕事や出世するよりも、自分らしく生きたいと

思う人が増えていると聞きます。

 

自分の大切な時間を仕事のために多く奪われるのは嫌だと思っている人は

たくさんいるような気がします。

 

私は世の中が便利になったのと引き換えに、だんだんしあわせが少なくなって

きたような気がします。

 

私は貧しくて不便なこともたくさんありますが、自然豊かな田舎で、こんなに

ストレスがなくマイペースで生きていけるのはしあわせです。

 

私は働くために生きるのではなく、自由に楽しく生きるために働いています。

 

もしかしたら私の方が、60,70歳ではなく100歳まで生きられるかもしれませんね。