人生のピーク

 

東京オリンピック開催まで、あと残すところ1週間余りとなりましたね。

史上最多の33競技・339種目の開催予定となっているようです。

 

日本は何個金メダルを獲得できるのでしょうか。

 

しかし、私は金メダルの数よりも、金メダルを獲得した人のその後の

人生のほうが気になります。

 

若いうちにその種目のトップに立ち脚光を浴びるのですから、表彰台の

一番高いところに立ち、首に金メダルを下げた姿は感動的です。

 

オリンピックを目指して、厳しい練習に耐えてそこまでたどり着いたのでしょう。

でも、そこが人生のピークと思わなければいいのですが、もしそう思うのであれば

その後の人生のモチベーションを維持していくのは大変だと思います。

 

気持ちを切り替えてまた一からスタートできればいいのですが、いつまでも

過去の栄光が忘れられなければつらいと思います。

 

オリンピックをみてそこまで気にしなくてもいいのではと思われるかも

しれませんが私はとても心配症なんです。

 

プロ野球でもそうですね、エンゼルスの大谷選手は二刀流で大活躍していますが

一方、平成の怪物と言われた西武の松坂選手は今シーズンかぎりで現役引退、

 

野球選手としてのピークを終えたようですね。

人生のピークはこれからだと期待します。

 

話は変わりますが最近よくFIRE(早期リタイア)という言葉を耳にします。

若いうちにお金をためて、それを投資して増やしながら、仕事に束縛されないで

時間にゆとりのある生活をすることのようです。

 

年間支出金額の25倍の資産が目安のようです。

 

無駄遣いをやめて質素な生活をすれば早く実現できるかもしれませんね。

FIREが実現すれば、自由な時間が増えるわけですから

それをどのように使うのかが問題ですね。

 

それとは反対に、定年まで長い間働いた後、引き続き、65歳まで再雇用で

働く人もいますね。

 

これは収入の面だけではなく、いつまでも現役で社会とかかわりたいという

気持ちもあるようですね。

 

長く働くことで心身ともに健康な生活を続けるのが目的でしょう。

仕事をしながら、人間関係を保ち、人生を楽しんでいるのかもしれませんね。

 

 私は人生のピークとは、オリンピックで金メダルを獲得した時、

プロ野球選手として活躍した時、お金が貯まった時、定年を迎えた時

などではなく、本当の愛の意味を理解した時だと思います。

 

長い人生の歩みの中、ふと足元を見ると、踏みつぶしそうな小さな愛が。

それを踏まないように、やさしく拾い上げ、そっと胸にしまい込みます。

 

やがて、こころの中の小さな愛のツボミがすくすく育ち大きく花開いたとき、

本当の愛の意味を理解し、感謝の気持ちを込め、すべての人や物を愛することの

感動で胸が大きく震えます。

 

 その時、愛の心電図は上下に大きく振れて人生のピークをつけるのです。