こんにちは赤ちゃん

 

今年の初め、まだ寒い頃、私の知人に悲しい出来事が起こりました。

 

彼女は2年前、病気でご主人に先立たれ、母一人、娘一人のシングルマザー。

娘は小学校3年生、とてもかわいがっていました。

 

娘を一人前の人間に育て上げるため、食品会社に勤め、事務の仕事をしていました。

 

ある日、スマホに着信音、メールかと思って見ると、電話の呼び出し、

急いで電話に出ると病院から電話。

 

あなたの子供さんが交通事故で重体、持っていたスマホでからあなたの電話番号を

調べて連絡しました。

 

お母さんですか、それならすぐ病院まで来てくださいとのこと。

彼女は気が動転しましたが急いで病院に向かいました。

 

病院に到着すると娘は意識不明の重体で人工呼吸器を装着し、集中治療室に運ばれて

救命治療を受けていました。

 

医師から子供さんの命の保証はできませんと言われる。

 

今朝、学校に出かけるとき、元気で行ってきますと言っていたのに信じられません。

彼女は胸が痛くなり悲しくて悲しくてたまりません。

 

お願い神様、私の娘を何とか助けてください、私の命と引き換えてもいいです。

いつの世の中でも親の子供に対する愛情の大きさは変わりません。

 

この続きは悲しくてとても書くことができません。

 

 

 しかし今、この地球上では同じような悲劇が起こるかもしれません。

今年生まれた赤ちゃんはこれから元気で健康に育っていくことができるのでしょうか。

 

この子が5歳になったころ、スマホはもっと便利になったり、IOTで物と物が繋がり

どんな情報も知ることができ、病院もオンライン診療が当たり前なっている

かもしれません。

 

10歳にもなれば、クルマは自動運転になり、AIやロボットが人の仕事の大部分を

代わりにしているかもしれません。

 

世の中が便利になるのと引き換えに地球環境がだんだん悪くなっています。

世界の平均気温は産業革命以前と比べて1℃上がっています。

 

最後の氷河期からの気温は3℃から8℃上がっていますが、それは10万年かけた

自然のサイクルから起きてきた自然現象です。

 

この子が80歳くらいの2100年には平均気温が今より最大4.8℃上がるとも

言われています。

 

人類の産業活動によって、現在、地球温暖化による気温上昇はとても短期間で

起きているため、多くの野生生物が環境の変化についていけず、減少・絶滅する

おそれが非常に高いとみられています。

 

そんな環境でこの子が天寿を全うすることができるでしょうかとても心配です。

 

人類は停滞を許容することができない悲しい生き物です。

もう元には戻れないのでしょうか、さらに便利さを求めて加速度を増すのでしょうか。

 

日本は少子高齢化が進んでいますが、これからの若い世代が地球で暮らすには

リスクが高いと人の本能がそうさせるのかもしれません。

 

先ほどの交通事故の時のような母親が娘を思うような気持ちがあるなら、

こどもの将来を守るためにも地球にやさしくしなければならないと思います。

 

 

真夏の太陽が照らす暑い日、屋上の駐車場に ドアをロックし子供をクルマに残した

あなた、涼しい店内で楽しく買い物をしていますが、あなたの命より大切な子供は

車内で暑くてもがいて助けを求めています。

 

気が付かないのですか早く駐車場に戻ってドアを開けて下さい。

残された時間はもう少ししかないんですよ。